We Love Anime Endings ! #17

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雨の夜☔、真心を歌詞に込めて✒️ アニメエンディング風J-Popバラード20選

この動画の内容を要約してください。

要約
このビデオは、静かに降る雨の夜、心の中に眠る“あの日の記憶”と向き合うためのバラード集です。
ピアノの音色と柔らかな女性ボーカルが、恋の名残、届かなかった想い、伝えきれなかった言葉を、まるで夢の中の風景のように繊細に描き出します。
そのメロディは、心にぽつりと落ちる一滴のように、静かで、それでいて深い余韻を残します。
忘れたいのに忘れられない想い。
この作品は、そんな心の揺らぎにそっと寄り添い、優しく癒してくれる音楽の旅路です。

ハイライト
🌧️ 雨の夜、ひとりきり:静かに流れる窓の外の景色と、止まらない内なる声。
💬 伝えられなかった「さよなら」:最期まで言葉にできなかった感情が、胸を締めつける。
🌙 静かな祈り:もう届かないと知りながらも、そっと願ってしまう夜の独白。
🌸 思い出の交差点:ふたりで歩いた道を、一人で辿りなおす切ない再訪。
🕊️ 失って気づいた心の温度:あの笑顔に触れていた頃のぬくもりが、今も記憶に残っている。
✨ 一瞬のきらめき:たった一言で変わっていたかもしれない未来への、もしもの想像。
🎧 フェードアウトの余韻:歌が終わっても、心の中ではまだ旋律が鳴り続けている。

キーインサイト
💔 感情は、言葉にしきれないことが多い:未完のままの想いこそが、最も深く心に刻まれる。
🌧️ 雨が感情を映す鏡になる:外の天気と心の模様が重なり合うことで、記憶が鮮やかになる。
🕯️ 静かな夜にしか出会えない感情がある:にぎやかな昼には見過ごしていた、自分の本当の気持ちに触れられる時間。
🎹 音楽は記憶の鍵になる:旋律が、そのまま“あの日の情景”を呼び起こしてくれる。
🌙 忘れるのではなく、抱きしめる:過去をなかったことにするのではなく、静かに受け入れて前に進むという選択。
🕊️ 再生の余白:すぐに癒えない心も、その静寂の中に再生の種を宿している。

この作品は、**「感情と向き合う時間」**をそっと差し出してくれる音楽のアルバム。
自分自身の記憶と対話したいとき、ぜひこの静かな旋律に身を委ねてみてください。
きっと、あの日の自分と再会できるはずです。

【もくじ】

歌のタイトルをクリックするとページ下の方の歌詞に飛びます🌈

雨のあと、風が変わった(A Shift in the Wind, After the Rain)

ふたり分のカップ(Two Cups on the Table)

ポケットの中のメモ(A Note in My Pocket)

ピーチの香りがする手紙(The Letter Scented with Peach)

水たまりに映る、ふたり(Reflected in a Rain Puddle)

雲の切れ間に、微笑みが見えた(I Saw Your Smile Through a Break in the Clouds)

雨音の中で、君とすれ違う(Passing You in the Rain)

あなたと雨と、パンの香り(You, the Rain, and the Smell of Bread)

ちいさな傘に、ふたり分の距離(A Shared Umbrella, A Space for Two Hearts)

さよならが雨にまぎれて(Goodbye Disguised in Rain)

幻雨(Rain in a Dream)

傘をたたんだそのあとで(A Moment After Folding the Umbrella)

雨の中に、一筋の未来(A Ray of Future in the Rain)

机の中の手紙(The Letter Left in My Desk)

紫陽花を見かけるたびに(When I See Hydrangeas)

傘越しに見た横顔(Your Profile Beneath the Umbrella)

また同じ場所で、ひとりきり(Alone Again, in That Same Place)

「またね」なんて言わないで(Don’t Say “See You Again”)

雨のち晴れ、となりに君がいた(Ame nochi Hare, You Were Beside Me)

雨上がりの空に(Sky After the Rain)

☔雨のあと、風が変わった
(A Shift in the Wind, After the Rain)

雨上がりの坂道、ひとり、うつむき歩く
水たまりに映る、雲の切れ間
わずかな光が降り注いでる
その美しさに、思わず空を見上げる

その瞬間、何かが心ではじけた
卵からヒナが出てくるように
閉ざされてた想いが、殻を打ち破る
温かい風が、頬をなでていった

雨のあと、風が変わった
胸の奥に、小さなともしび
涙のあとにしか見つけられない
未来がそっと、微笑み始める

水たまりを避けようと下を向くと
笑顔の私が映っていた
「もう大丈夫かな?」って、やっと思えた
雨の季節の、ちいさなきっかけ

雲の切れ間は、広がっていく
射し込む光も、広がっていく
坂を上ると、視界が開ける
雨の雫に、町が煌めく

雨のあと、風が変わった
重い足取り、風が後押し
煌めく町へ、私を押し出す
風が私を、明日へ導く

昨日までと、何も変わらない町
不思議なものね、今はキラキラしてる

雨のあと、風が変わった
さあ、町へ戻ろう
消えかけた夢、また光りはじめた
新たな出会い、新たな運命

☔ふたり分のカップ
(Two Cups on the Table)

学校からの帰り道
急に降り出した雨
小さなカフェで雨宿り
窓ぎわの、お気に入りの席

アジサイの咲く小道が見える
雨粒のキラキラがかわいいの
クラスの男子、小走りでキョロキョロ
目が合ったので、思わず手招き

ふたり分のカップが並ぶ
そういえば、話すのは初めてね
改めて、お互いに自己紹介
思いがけず、話が盛り上がる

気が付いたら、外が暗い
時間を忘れるくらい
夢中でおしゃべりしてたのね
帰り道、近いからって送ってくれた

アジサイがかわいく咲く季節
カフェの前で待ち合わせ
ふたりで歩く雨上がりの小道
登校時間が、楽しくなった

ふたり分のカップが語る
何度交わしても、絶えないおしゃべり
ほとんど私が話してて
あなたはほとんど、笑顔で聞いてる

出会いって不思議なものね
あの日、雨が降らなかったら
アジサイが咲いてなかったら
今そこに、あなたはいなかった

ふたり分のカップが向かい合う
窓際の、お気に入りの席
今はふたりのお気に入り
アジサイがかわいく微笑んでる

☔ポケットの中のメモ
(A Note in My Pocket)

放課後の教室、やまない雨音
「また、ため息だね」と、友達
「大丈夫。心配かけてごめん」
そう、幸せなの、言えないけど

出逢った頃は、ずっとおしゃべりできた。
コロコロ笑いながら、ずっとおしゃべり
それが今は、うまくできない
理由はね、ちゃんとわかってる

ポケットの中のメモにだけ
正直な気持ち、こっそり書いてる
伝えたい気持ちを、文字にして
いつかまとめて、手紙にするの

言葉がぎこちなくなってしまうのは
日に日に想いが、強くなるから
本当は、言葉にして伝えたい
でも、どうしても勇気が出ない

となりを歩く、いつもの放課後
ちょっと心配そうに、見つめるあなた
困ったな、笑顔まで、ぎこちない
気まずい空気、不安になる

ポケットの中のメモにだけ
言葉にできない、本当の気持ち
もし、あなたが代わりに言ってくれたら
だって、あなたも同じ想いを・・・

今日、うちへ帰ったら
書きためたメモ、手紙にしよう
朝までかかってもいい
ちゃんと、形にするの

ポケットの中のメモにある
言葉にできないたくさんの想い
使ったのは、たった一言
真ん中に小さく「愛しています」

☔ピーチの香りがする手紙
(The Letter Scented with Peach)

朝までかかって、書いた手紙
言葉を選んで、何度も消して
お気に入りの香水、ピーチの香り
そっとひとふき、お守りみたいに

今日こそ渡すの。告白するの!
でも眠たい、頭はぼんやり
なのに突然、「大事な話があるんだ」
大事な話? そんな真面目な顔で?

廊下の片隅、ふたりだけ
見たこともない、真剣なまなざし
「好きだ、付き合ってほしい」
頭が真っ白になった

ピーチの香りで、われに返る
ずるいよ、私も準備してたのに
朝まで悩んで、書いた手紙
結局今も、ポケットの中

教室のすみで、ひとり反省会
反省会なのに、だめだ、顔がにやける
カバンの奥でピーチが香る
「早く渡せ」と、私をせかすの

いつも一緒の、放課後の小道
精一杯の勇気を振り絞る
「何? 怒ってる?」と焦るあなた
「今じゃない! あとで絶対読んでね!」

ついに渡せた。顔が熱くて燃えそうだ
あれ? 不安そうなあなたの顔
違うの! 読めばわかるから
言いたいけど、寝不足で意識が飛びそう

ピーチの香りが包んでる
たった一言に、一生分の想い
「愛しています」
思い出して、またひとり赤くなる

あした、まともに顔を見れるかな
寝てないのに、ぜんぜん眠れない
あなたのことばかり、頭に浮かぶ
見つめあうふたり、目覚ましがかき消す

ピーチの香りがする手紙
いつものように「おはよう」
でも、今日は続きがあった
「この手紙、墓までもっていくよ」

☔水たまりに映る、ふたり
(Reflected in a Rain Puddle)

「今年も咲き始めたね」
アジサイを見て、つぶやく
嬉しそうな口元
あどけない瞳

雨上がりの小道
空気がみずみずしい
ふたりだけの通学路
今年で最後の通学路

水たまりに映る、ふたりの影
はじめてたくさん、おしゃべりした日
今でもはっきり覚えてる
あれから何度、ふたりを映したろう

六月が一番好き
祝日がない分、ふたりで通える
お気に入りの小道
お気に入りのアジサイ

「せーの!」って掛け声
ふたり手をつないで
水たまりを飛び越える
子どもみたいに、はしゃぐふたり

水たまりに映る、ふたりの影
飛び越える、ふたりの姿
まるで空を飛んでいるよう
見上げた空には、一筋の光

雨がふたりをつないでくれた
アジサイが、ふたりに微笑んでる
あなたがそばにいるだけで
世界が光り輝くの

水たまりに映る、ふたりの影
永遠に、寄り添ったまま
次の雨、いつ降るかな?
いつも、ふたりでひとつの傘

☔雲の切れ間に、微笑みが見えた
(I Saw Your Smile Through a Break in the Clouds)

雨が止むとき、たまに見える景色が好き
灰色の雲の切れ間から
陽の光が差し込んでる
まるで光のカーテンみたい

雨に清められた大地に
天使が祝福を送ってくれてる
なんでもない日常に
ときおり降り注ぐ、光の恵み

雲の切れ間に、微笑みが見えた
まるで君が、そこにいるみたいで
君の笑顔は、やさしい光のよう
雲間から差し込む、光のカーテン

雨上がりの匂い、みずみずしくて好き
心が潤って、さわやかな気持ち
足取りも、少し軽くなる
日々の悩みも、今だけ消えてる

本当につらい時、なぜか雨が降ってくる
重く垂れこめる雲、心もさらに沈んでく
しばらくすると、また光のカーテン
あの笑顔が、雲間から見つめてる

雲の切れ間に、微笑みが見えた
雨に代わって、大粒の涙
出逢った日も、最後の日も
雲の切れ間に、覗く太陽

ねぇ、今どこで
空を見てるの?
私はここで
笑顔でいるよ

雲の切れ間に、微笑みが見えた
雨がふるたび、空に祈るの
天使になった君に
また会えますように

☔雨音の中で、君とすれ違う
(Passing You in the Rain)

傘をさして歩くと、視界が狭まるからいや
歩道の向こうに、歩く男性の足
はっきり覚えてる
あれは、あの人の歩き方

受け止めきれてない、想い出したくない記憶
声も 視線も 閉じ込めたまま
でも聞こえてきてしまう
雨音にまぎれ、消えていく靴音

雨音の中で、君とすれ違う
言葉のない、たった一瞬の記憶
振り返れば、もう届かない背中
あの日よりも、ずっと遠くに行ってしまった

雨が傘にあたって、街の音をかき消す
二人で歩いた季節も
まるで夢だったように
雨音に吸い込まれていく

あの時と、何も変わってない
同じ雨の季節、同じ雨の街角
ただ違うのは、君と私の
歩いていく、その先

雨音の中で、君とすれ違う
君はもう、気づくことすらない
傘の雫が落ちるたびに
想い出も一つ、こぼれ落ちていく

傘をさすのは、本当に嫌い
視界が狭まる分、靴音が際立つ
神様は、本当に意地悪
どうして、またあの日を思い出させるの?

雨音の中で、君とすれ違う
記憶の底に、ずっとしまっておきたかった
あの日言えなかった、言葉の残像
雨音にまぎれて、こだまする

☔あなたと雨と、パンの香り
(You, the Rain, and the Smell of Bread)

放課後のチャイム
校門を出たら、遠くで雷鳴
あっという間のスコール
傘を忘れた私
慌ててパン屋さんの軒先へ

焼きたてのパンの匂い
お気に入りのパン屋さん
同じように雨宿りする誰か
そっと視線を向けたら──

あなたと雨と、パンの香り
言葉もなく、ただ並んでた
雷鳴が空を切り裂く、そのたびにおびえる
一人じゃなくて、本当によかった

あれが最初だったんだって
気づいたのは、だいぶあと
貸してくれたハンカチ
返すチャンス、ずっと探してた

パンの匂いが風に乗って
ふとした拍子に思い出す
うっかりお腹が鳴ってしまった
あなたと目が合って、ほんとに恥ずかしかった

あなたと雨と、パンの香り
再会は、やっぱりあのパン屋さん
ハンカチは、いつも持ち歩いてた
手渡しながら、やっと言えた「ありがとう」

ふたりの日々は、こうして始まった
でも、もう二度と、同じ日は来ない
幼かったころの、素敵な想い出
雨が降るたびに思い出す
焼きたてのパンと、精一杯の恋

あなたと雨と、パンの香り
あの軒先、今もあるかな?
一人の帰り道、ふと笑ってしまう
おなかが鳴った、そんな夕暮れ

☔ちいさな傘に、ふたり分の距離
(A Shared Umbrella, A Space for Two Hearts)

ちいさな傘に、ふたり分の距離
大好きなあなたに、思いっきりくっつける
肩がはみ出て濡れちゃうから
もっとぴったり、くっつく言い訳

家を出たとき、まだ降ってなかったのに
電車を降りたら、外は雨
改札口で、あなたを見つける
折り畳み傘、不器用そうに広げてた

「準備いいじゃん! 私も入れて!」
「おはよう」の代わりに、体当たり
びっくりしてるあなた、ほんとにかわいいの
黙って隣に入れてくれた

ちいさな傘に、ふたり分の距離
周りの視線が、ちょっと気になる
あなたはいつも、言葉が少ない
照れくさそうに、下を向いてる

気が付くと、肩があまり濡れてない
傘がほとんど私の上だ
ごめんね、でも気づかないふり
そのやさしさに、甘えてたいの

水無月の雨は、あたたかい
ふたりでくっつくと、もっとあたたかい
あなたは肩が、びしょびしょなのに
なんだかとても、あたたかそう

ちいさな傘に、ふたり分の距離
気づいたら、もう雨はやんでる
でも、まだ傘はさしたまま
あなたもずっと、くっついてたいのね

☔さよならが雨にまぎれて
(Goodbye Disguised in Rain)

遠ざかる、あなたの背中
傘の波に飲まれ、消えていく
私はただ、立ちつくす
ひとりぼっち、傘もささずに

六月の雨は、涙と同じ
頬を流れるのは、どちらの雫?
ショーウィンドウに映る姿
全身で泣いているよう

さよならが、雨にまぎれて
幸せだった日々を、よみがえらせる
もしあのネオンが、にじんでなければ
その輝きも、幸せの一部なのに

ひとりとぼとぼ、雨の中
気が付けば、また思い出の場所
この町は、あなたの影でいっぱい
どこを見ても、どこに目をそらしても

六月の雨が、やさしく包む
今にも崩れてしまいそう
そうね、こうなること、分かってた
分かっていたのに、どうして?

さよならが、雨にまぎれて
大切な言葉すら、かき消してしまった
もしあの時、微笑まなければ
こんな後悔も、なかったでしょう

あなたは本当に、好きでいてくれた?
私と過ごした日々は、幸せだった?
あの微笑は、本物だったの?
聞いてもきっと、教えてくれないよね

さよならが、雨にまぎれて
あるはずのない続きを、夢見させる
もしあのネオンが、にじんでなければ
幸せのその先、見つけられたかな?

☔幻雨
(Rain in a Dream)

何度目だろう、また同じ夢
薄明りの中、霞みと弱い雨
傘も差さずに、君は歩いてた
でもなぜか、君は濡れてないの

時が止まったような、不思議な景色
君は振り返らずに、遠くへ
追いつけない背中がにじんでいく
雨のせい? それとも涙?

また同じ夢。これ、私の願い?
近づけない距離が、もどかしい
指先に触れた雨粒が
なぜだろう、はっきり温かい

知らない場所。知らない雨。
やっと振り返ってくれた
とてもステキな笑顔
誰だろう、知っているのに、知らない人

目を覚ませば、もう会えないかも
それが怖くて、目覚めたくない
現実と、夢のはざま
私は、どちらを選びたいの?

また同じ夢。これ、私の記憶?
手を伸ばせば触れられそうなのに
ああ、霞みに消えてしまう、その刹那
君が「またね」と、はじめての声

朝の光が、夢をさらう
残されたのは、濡れたままの心

また同じ夢。これ、何かの始まり?
「さあ、目を覚まして」と、君が微笑む
そうね、前を向かなきゃね
人は未来にしか、進めないんだから

☔傘をたたんだそのあとで
(A Moment After Folding the Umbrella)

そういえば、誰かが言ってた
「やまない雨はない」って
そのときは「ステキな言葉ね」くらいの印象
雨はやむけど、涙は枯れないの

あれから2年たったのね
今でもはっきり覚えてる
別れを告げられた、あの雨の日
不思議なものね、涙は枯れない

傘をたたんだ、そのあとで
今日もまた、ため息一つ
学校の玄関、友達の「おはよう」
いいな、いつも明るい笑顔の子

そういえば、誰かが言ってた
「ため息つくと、幸せが逃げちゃう」
そうね、ほんとにその通りだ
ため息つくたび、世界が色あせる

明るい笑顔の友だち
ニコニコしながら、話があるって
なんだろう、昼休みが待ち遠しい
たまには私も、心から笑いたい

傘をたたんだ、そのあとで
窓の外、雨はやんでる
友達が、友達を紹介してくれた
隣りのクラスの男の子

そういえば、誰かが言ってた
「やまない雨はない」って
確かに今、涙が蒸発するくらい
顔が真っ赤になってる

傘をたたんだ、そのあとで
やっと私は、前を向けそう
新しい出会い、ちゃんと楽しもう
ため息とは、もうサヨナラね

☔雨の中に、一筋の未来
(A Ray of Future in the Rain)

雨が待ち遠しかった
私に代わって空が
泣いてくれてるようで
気が付けば、また思い出してる

あなたがいないと
生きていけない
別れてからずっと
心を縛り付けてた

雨の中に、一筋の未来
じめじめとした季節
空が代わって泣いてくれる
そう思うと、少し気が楽

きっかけは、やみかけた雨
ふと見上げた空
雲の切れ間から
光のカーテン

重たい雲の向こうに
すべてを照らし、輝く太陽
雲の切れ間が広がると
まぶしい光が、顔を照らす

雨の中に、一筋の未来
まるで代わりばんこ
雨が止むと、私が涙
でも今は、とても不思議

心を縛るあなたの影
流れる涙に、溶けていく

雨の中に、一筋の未来
あれは確かに、希望の光
そうね、はっきりわかった
曇らせてたのは、私なんだ

☔机の中の手紙
(The Letter Left in My Desk)

クラスメイトが引っ越してしまう
あまりに突然で、はじめ冗談かと思った
ずっと好きだったのに、ずっと言えなかった
でも、もう手遅れ。手の届かない場所へ

1学期の終業式が最後
試験休みの1週間
会える時間は、部活だけ
でも、もう言えないよね・・・

お別れの日、クラスみんなではしゃぐ
校門まで送って、「元気でね!」
教室に戻って、わたしも帰りじたく
すると、机の中に一通の手紙

封筒には名前がない、誰だろう?
アジサイの、淡いデザインの封筒
センスいいね、今の季節にピッタリ
破けないように、丁寧に開ける

「突然の手紙、ごめんなさい。
驚いたかな?
本当は、いつかちゃんと君に言いたかった。
でも、急に遠くへ引っ越すことになってしまって。
もう会えなくなると思ったら、
どうしても手紙を書きたくなりました。
最後に、本当の気持ちを伝えます。

ずっと好きでした。
どうか、幸せになってね。」

しおりがわりに、アジサイの押し花
涙が一粒、アジサイに落ちる
アジサイの花が、涙を吸って
ピンクになって手紙に広がる

こんな、ロマンチックな人だったのね
わたし、男を見る目、あるじゃない
こんな素敵な手紙もらったら
アジサイ見るたび、思い出しちゃう

机の中の手紙
カバンに入れて、いつも持ち歩いてる
幸せになれる、アジサイのお守り
梅雨の日の、素敵な想い出

☔紫陽花を見かけるたびに
(When I See Hydrangeas)

3年ぶりに帰ってきた
生まれ育ったこの町
懐かしい空、懐かしい山
ほんと、ぜんぜん変わらない

でも、人は成長してしまう
ただ夢中で、恋してた日々
無邪気だった、あの頃
何をしても、戻れないのね

アジサイを見かけるたびに
重ねた後悔の数々が
にじむように浮かび上がる
取り返しのつかない、青春の過ち

この町を離れようと、決意した日
平和に続く、田舎暮らしと
私の知らない、華やかな世界と
私は、まだ知らない未来を選んだ
引き止めるあなたを、見ないふりして

人は、否応なしに成長するもの
あの時は、これが正しいと信じていたの
でも、現実は残酷なもの
華やかなはずの未来、そんなもの・・・

アジサイを見かけるたびに
思い出すのは、離れてしまったこの町
もう戻ることはないと、決心したの
だから、いつもアジサイから目をそらした

ある日、手紙が届いた
あなたには、二度と会えなくなったと
いつか、ステキに成長した私を見せたいと
必死であがいたその先の、永遠のお別れ

アジサイを見かけるたびに
思い出すのは、あなたとの無邪気な恋
3年ぶりの、あなたのいない町
懐かしい空、懐かしい山

☔傘越しに見た横顔
(Your Profile Beneath the Umbrella)

傘のむこう すれ違う
あなたによく似た 横顔
確かに心で 何かが揺れた
その何かを、雨音が そっと さらっていく

その人の影が 人ごみの中 消えていく
傘の群れがゆきかい 影を飲み込む
気が付けば 追いかけようとしている
今見失えば、もう二度と・・・

「声をかけたら戻れない」
そんな予感に 足がすくむ
たった数歩のすれ違いが
ふたりには 遠すぎた

傘のむこう 遠ざかる
振り向きもしない あの背中
雨音がさらっていったのは
あの時かけられなかった、たった一言

今のあなたを
私は知らない
ただ、あの時の面影が
また、目の前から消えていく

傘のむこう 見つめてた
あなたによく似た 横顔
確かに揺れた何か
口に出すことは、もう二度とないのに

☔また同じ場所で、ひとりきり
(Alone Again, in That Same Place)

季節は巡る また雨ばかり
あの日と同じこの場所で
あなたに似たうしろ姿
アジサイを見つめている

まだ覚えてる あなたの声
「アジサイの、淡い色が好きだ」
そんなこと 言ってたっけ
あの時と同じ あなただけいない小道

また同じ場所で、ひとりきり
ふたりだけが知ってる 秘密の小道
声もかけられず 見送ったあの日
言えなかった言葉 雨にこだまする

季節は巡っても
アジサイの色は変わらない
あなたと歩いた小道を
私ひとりで歩いてる

ふとよぎった 言葉たちが
胸の奥で まだ眠ってる
どれだけ時が過ぎても
消えない願いがある

また同じ場所で、ひとりきり
あの日、あなたは何を言いかけたの?
すれ違った想いが 雨に溶け込む
あの日の私が 今もそこに立ち尽くす

あなたを待ってるわけじゃない
でも、またここに来てしまう
雨の匂いと アジサイの色が
あなたに とても似ているの

また同じ場所で、ひとりきり
季節は巡り、また雨ばかり
濡れたアジサイの花、まるで笑ってるよう
「大丈夫だから」と、泣いてくれてる

☔「またね」なんて言わないで
(Don’t Say “See You Again”)

「またね」なんて 言わないでよ
その言葉に すがってしまうから

出逢った頃は
あんなに夢中になれたのに
降り出した雨が
少しずつ、幸せを削り取る

止まない雨が、ふたりを包む
こんなとき、なんと言えばいいの?
すぐそこに、終わりが来ている
気まずい空気が、ふたりを包む

「またね」なんて 言わないでよ
その言葉に、すがってしまうから
あなたはいつも正直ね
気持ちが全部、目元にあるの

いつからだろう
見ている先が、変わっていった
互いの思いやり
少しずつ、交わらなくなる

止まない雨が、ふたりを濡らす
未来が今、消えようとしている
最後にふさわしい言葉
あなたも、見つけられないのね

「またね」なんて 言わないでよ
心が張り裂けそうなんだから
精一杯、頑張ってるのよ
泣いてしまえば、あなたはためらう

交差点の、街灯の下
止まない雨に、街がにじむ

「またね」なんて 言わないでよ
もう交わることは、ないんだから
せっかく頑張っていたのに
ずるいのね、先に泣くなんて

☔雨のち晴れ、となりに君がいた
(Ame nochi Hare, You Were Beside Me)

まだ、私が小さかったころ
いつも遊んでた、男の子
学校からの帰り道
近くの河原が、ふたりの遊び場

雨の季節、アジサイがきれい
その日は強い雨なのに
傘もささず、河原ではしゃいだ
でも次の日、熱が出ちゃったの

雨のち晴れ、となりに君がいた
ひとり家で寝込んでた
久しぶりの、晴れた日なのに
今日は、君と遊べない

夕方、お母さんが帰ってきた
「これ、玄関の前に置いてあったの」
手には、一輪のアジサイ
小さな靴跡があったって

熱が下がって、やっと学校
友達の笑顔に癒される
君はドアから、ちょこっと顔だけ
心配そうに、こっちを見てる

雨のち晴れ、となりに君がいた
「アジサイ、持ってきてくれたでしょ?」
君が照れくさそうに、目をそらす
「ありがとう。すごく嬉しかったよ」

もう、何年も前の話
でも、アジサイ見るたび思い出すの

雨のち晴れ、となりには、いつも君
今日もふたりで、相合傘
君はいつも、半分濡れてる
その優しさに、甘える幸せ

☔雨上がりの空に
(Sky After the Rain)

夕立が多くなる
雨の季節が、間もなく終わる
雷がすごすぎて
恋に悩む暇もない

雷は怖いけど
夕立のあと、たまに出る虹
まるで、苦難を乗り越えた
ご褒美みたい

雨上がりの空に
希望を探す
見失った未来
雲間に隠れてる

入道雲が、夕日に輝く
オレンジに染まる大気
一筋の、飛行機雲
心を洗う、新鮮な空気

ぬかるんだ足元ばかり
長いこと、見てた気がする
水たまりに映る夕焼け
空を見上げたくなった

雨上がりの空に
鮮やかな希望
ずっと気づかなかった
世界って、こんなにキレイ

紫に染まる地平線
澄んだ空気に、一番星

雨上がりの空に
流した涙が帰っていく
キラキラとまたたき
満天の星空


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